今回は31.5インチモニターFlex Scan EV3285のレビューです。
2021年8月に購入してから約1年、ほぼ毎日使ってきました。
1年使った実感をお伝えしたいと思います。
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デュアルモニターから大型モニターへの移行
私は元々24インチのデュアルモニター体制でした。
これが私には使いにくかったんです。
こういった問題を解決するため、大型モニター1台体制に移行したわけです。
モニター選びで重視したポイント
私がモニター選びで重視したのはこんなポイントです。
そして量販店であれこれ実機を見比べた結果、EIZOのFlex Scan EV3285に決定しました。
Flex Scan EV3285の基本スペック
Flex Scan EV3285の基本スペックはこんな感じ。
元々EIZOのカラーマネジメントモニターを使っているので品質面の信頼は厚いです。
ただFlex Scanシリーズはビジネス用モニターなので、どの程度の品質か少し心配していました。
しかし実際に現物を確認すると杞憂でした。「さすがEIZO」と言える品質です。
Flex Scan EV3285のメリット
1年間使い倒したFlex Scan EV3285のメリットはこんな感じです。
長時間使用でも疲れない(疲れ目、頭痛からの解放)
文字が綺麗なのはもちろん、自然な発色で目に優しい印象です。
その結果として長時間使用しても疲れないです。
これが本モニター最大のメリットと言えるでしょう。
私は仕事で毎日モニターを10時間位見ているのですが、会社支給のモニター品質が悪く慢性的な疲れ目と頭痛に悩まされていました。
毎日仕事が終わると頭が痛くてベッドに倒れ込んでいたほど。
それが、このモニターにしてから疲れ目も頭痛も大幅に改善されました。
もはや健康器具と言っても過言ではない笑
もう”素晴らしい”の一言です。
これだけでも本機種を選ぶ理由になります。
色ムラ・発色ムラがない綺麗な液晶
安価なモニターでは色ムラや発光ムラが気になることがあります。
本機種は端まで均一で綺麗な発色で、見ていて気持ちいいです。
大画面が快適すぎる
購入するまで「大きすぎるかなー?」と悩んでいましたが31.5インチで大正解でした。
画面分割しても十分大きなサイズで表示できるので作業しやすいです。
以前は49インチの液晶TVでアニメや映画、モータースポーツ、ライブビデオ等を見ていましたが、今はこのモニターで見ています。
画面の大きさは十分で応答速度も気になりません(※ゲームでは使ってません)。
部屋に馴染むシンプルなデザイン
ベゼルが狭く、背面も傾斜がついたデザインでスッキリ見えます。
32インチという大サイズにも関わらず圧迫感がないのはデザインのお陰だと思います。
私はブラックモデルを選びましたがホワイトモデルもあります。
ホワイトだとより圧迫感がなく部屋に馴染むかもしれませんね。
ケーブル1本で繋がる
私自身はドッキングステーション経由で繋いでいるのでちょっと違うのですが、60w給電機能付なので、PCをモニターにケーブル1本で接続すれば給電もできます。
デスク上がスッキリしていると作業に集中できるので良いですね。
Flex Scan EV3285のデメリット
1年間使う中で感じたデメリットはこんな感じ。
価格が高い
本機種は約14万円(2022年8月現在)。
安い物なら3万円前後ですから、本機は高級品です。
ただ本機は目に優しく長時間作業も苦にならないし、疲れ目、頭痛が激減することで本来の仕事に集中することができます。これはモニターの基本機能として重要で、十分価格に見合う価値があると思います。
特に疲れ目や肩こり、頭痛に悩まされている人にとっては検討の価値ありと思います。
モニターは頻繁に買い換えるものでは無いですから、納得できる品質のものを選びたいですね。
スピーカーの音質には期待できない
スピーカーについては「一応音が鳴る」程度のものです。
ただ音質に拘る人はモニター内蔵スピーカーを使わないでしょうから、潔くて良いと思います笑
中途半端にスピーカーのグレードを上げて、価格が高くなっても意味ないですからね。
因みに私はiLoud Micro Monitorを使っています。小型ですが迫力あるサウンドでお気に入りです。
縦回転には非対応
EIZOのカラーマネジメントモニターはこんな風に縦回転できます。
主に縦向き写真の現像に使うための機能ですが、テキスト入力やweb閲覧時等にも便利なんです。
残念ながら本モデルでは対応していません。
マスト機能じゃないですが、個人的には惜しいです。
高さ調整幅がもう少し欲しい(個人的な問題です)
これは私だけの問題で、一般的には十分な高さだと思います。
私はMacBook Pro16の液晶画面と32インチモニターを併用しているんですが、モニターの高さを最大にしても、Macの液晶画面と少し被ってしまいます。
Macを4〜5cm手前に配置すれば問題ないんですが、あと1cm高くできれば完璧でした。
モニターアームを使うかMacをクラムシェルモードで使えば解決するんですけどね。
機会があれば試してみるつもりです。
MacBook Air位なら問題ないと思います。
ある程度デスクの奥行きが必要
EIZOのHPによると、画面までの距離は40cm以上、ワイド画面の場合は50cm以上を推奨しています。
本モデルはワイドモデルじゃないですが、横幅はワイドモデル相当と言っても良いでしょう。
1年使ってみた感想としては60cm〜70cmが快適で、50cmだと全体を見渡すには少し近いと感じます。画面を覗き込んだ姿勢が丁度50cm位の感覚です。
液晶画面はデスク奥から約15cmに位置するので、奥行きが薄いデスクだと十分に距離が取れないかもしれません。
この場合、モニターアームで画面を壁面に近づけるか、着座位置を後ろにずらす等の工夫が必要です。
難しい場合は27インチモデル(EV2785)を選択した方が快適に使えるかもしれません。
MacBook Pro16への給電は出来ない
本機は60Wの給電に対応していますが、MacBook Pro16の電源アダプターは140Wです。
試してみましたが、やはりMacBook Pro16の充電は出来ませんでした。
ちょっと残念ですね。
ただ60Wあれば多くのPCをカバーできると思います。
まとめ Flex Scanは自信持って勧められる優良モニター
本機は「見やすさ」と「長時間使っても疲れない」と言う、モニターの基本機能を突き詰めたモデルと言えるでしょう。
1年間使ってきましたが1日10時間以上使っても全然平気で、目の疲れや頭痛が激減しました。
作業に集中できるのはありがたいです。
その意味で、モニターサイズに関わらず、Flex Scanシリーズを全力でお勧めしたいです。
特に日常的に長時間作業する人、疲れ目や肩こり、頭痛に悩まされている人に是非使ってほしいです。
これだけでも本機種にするメリットがあると思います。
個人的には31.5インチを選択して大正解でした。
これがあれば仕事は勿論、動画視聴も1台でこなすことができます。
それに何より、使っていて「やっぱりこのモニター、良いな!」と思います。
Flex Scanシリーズは24、27、37.5インチ(ワイド)、4k、HD等、豊富にラインナップされているので目的や使用環境によって最適なモデルを探してみてはいかがでしょうか。
モニター選びの参考になれば嬉しいです。
ではまた。
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